住宅には「シックハウス症候群」への対策として、 2時間で部屋全体の空気が入れ替わるよう計画された換気設備の設置が義務となります。
住宅の換気には第一種換気(給気ファン+排気ファン)および第三種換気(給気口+排気ファン)が用いられます。
第三種換気は外部の熱(夏は熱気、冬は冷気)が直接室内へ入り、室内の熱(夏はエアコンで冷やされた冷気、冬は暖房で温めた熱気)がそのまま出ていきます。
室内の熱を残しながら換気できる方式は、熱交換器を備えた第一種換気のみです。
高気密、高断熱住宅の良さを最大限生かせるのは省エネに配慮した第一種換気です。
※赤色の給気ファン(給気口)から青色の排気ファンに向かってへ空気が流れていきます。
感染症の対策として
各室排気のため感染者が療養している部屋の空気は
他の部屋に流れることなく、外へ排出されます。